インタビュー2

写真:堀野 麻衣さん

堀野 麻衣 さん

施設管理第三部 清掃課所属・2023年6月入社・勤続2年

やさしさが根づく職場環境が、働く意欲を引き出してくれる

契約先との打ち合わせにコミュニケーション力を発揮します

子育てママにとっても働きやすい職場です

堀野さんが西日本綜合メンテナンスへ転職される前は、どういうお仕事をされていたのですか。

(堀野)学生時代は調理の勉強をしていましたが、飲食店、販売員、前職は生命保険のセールスレディなどを経験したうえで入社しました。いろいろな人と話すことが好きなので接客業に携わってきたのですが、新しいことにチャレンジしようと職業訓練校で簿記の資格を取得したうえで転職活動を始めました。その一方で、私の性格からデスクワークだけでは物足りなくなるだろうなと思っていたところ、清掃管理業務は現場にも出られる仕事だということで転職を決めました。

お仕事をしながら子育てもされていると聞きました。

(堀野)シングルマザーとして3人の子どもを育てています。上の2人は10代後半の学生なのですが、一番下の女の子はまだ5歳と手がかかる年頃です。西日本綜合メンテナンスは所定の就業時間内で仕事が終わり、お休みもキチンと取れるので、子どもとの時間を大切にできます。仕事と子育てが両立できる、理想的な環境だと言えます。また、セールスレディとして勤務していた頃は営業成績で収入が上下していましたが、今の仕事は安定していますし、待遇面でも満足しています。「会社に利益が出た時は社員に還元する」という社長の方針があると聞いているので、「よしっ、頑張ろう!」とやりがいを感じますね。

同じ女性として、牧玲子社長にはどのような印象をお持ちですか。

(堀野)毎日顔を合わせるわけではないのですが、入社後まもない頃の私にまで気さくに声をかけてくださり、人生の先輩としても尊敬できるお人柄だと思っています。先日は社長の呼びかけで2回に分けて女子会が開かれました。本社の男女比率は7:3くらいですが、女性の意見を聞いてみたいという社長の意向だったようです。食事をしながら楽しいお喋りのひとときを過ごせ、社長の趣味が山登りだとか、普段は聞けないプライベートのお話まで聞かせていただきました。

気持ちよく働けるから、モチベーションも高まります

清掃課のお仕事についてお聞かせください。

(堀野)清掃業務契約先の運営管理を行い、欠員が出た時は代わりに現場に入ることもあります。私は清掃員の皆さんに指導をする立場でもあるので、身が引き締まりますね。私にとって初めて経験する職種だったのですが、先輩が親切丁寧に教えてくださり助かりました。清掃作業の具体的な内容から、管理面に関する注意事項、契約先担当者との連携の取り方など、細かい部分まで説明をしてくださり感謝しています。現場の清掃員の皆さんは私より年上の方がほとんどですが、皆さんフレンドリーで「わからないことがあったら何でも聞いて」と心強い言葉もいただきました。

和やかな雰囲気の職場だということが伝わってきます。

(堀野)実は清掃課に事務員以外で配属された女性は、私が初めてだったそうです。先輩からは「この仕事が楽しいと思うようになってもらいたい」と言われたのですが、言葉どおり2ヶ月もすれば、すっかり職場の雰囲気に慣れていました。むしろ私が入社して、清掃課が賑やかになったと言われたほどです(笑)。

ムードメーカーの堀野さんらしいエピソードですね。

(堀野)もともと清掃課はチームワークがよく、自分の持ち場が一人ひとり決められているため、一人ひとりが責任感をもって仕事にのぞんでおり、お互いの信頼関係が強い職場だと感じています。この春から私が担当するホテルと病院が増えたこともあり、まだまだ覚えることはたくさんあります。ホテルでは客室稼働状況のチェック、病院では配膳や問診の時間を考えたシフト組みなど、効率的に業務を進めるための工夫も考えなければなりません。大変ですが、これまで知らなかったことを学ぶことに、かえってモチベーションを感じます。

清掃員が働きやすさを考えたシフト計画を立案します
新しい提案をするために過去のデータの検証することは大切です

お客さまの満足する笑顔が、何よりものやりがい

実務面で困っていることはありますか。

(堀野)操作が難しい専門用具があることでしょうか(苦笑)。床面の洗浄やワックスがけに用いる電動ポリッシャーの扱いに悪戦苦闘しています。結局のところ「場数を踏むしかない」と先輩から助言をいただいているので、努力あるのみです。このほかにも、場所や状況に応じて使用する洗剤選び、効率のよい清掃道具の扱い方など、学ばなければならない専門知識や技術はたくさんあります。私がスキルアップすることが清掃員の皆さんにも共有できると考え、日々努力しています。でもモップやガラスクリーナーの使い方など、実は日常生活に役立つ知識や技術も多いんですよ。

清掃関係の国家資格取得も考えていますか。

(堀野)全国ビルメンテナンス協会が主催する「ビルクリーニング技能士」という国家資格(厚生労働省所轄)があり、来年からチャレンジする計画を立てています。清掃作業・機器・衛生法規に関する出題がある学科試験と、手順と時間内清掃を試す実技試験があり、3級から1級まで3段階に分かれています。まずは3級からスタートして、順次キャリアアップに繋げていきたいと考えています。あと、後輩が早く欲しいですね。指導する立場になると、また新しい気づきがあると思います。

何事にも前向きな姿勢ですね。

(堀野)感心するのは、勉強熱心な社員が多いこと。「この洗浄液はどこで使えるのだろう」とか、「どういう方法でこの汚れは落ちるのか」とか、自ら率先して研究されている方もいらっしゃるので見習うことばかりです。私たちの努力が成果に繋がり、お客さまに満足していただけることが、何よりものご褒美だと思います。